22歳でプロレスファンになったキッカケ
ブログ運営開始から約2年が経過したが、観戦記録とプロレス会場の紹介のみで味気が無いので、ここでプロレスファンになったきっかけを記したいと思う。
ワールドプロレスリングがささやかな楽しみ
男性のプロレスファンは「幼少期からプロレスが好きだった」とか「親の影響で見始めた」が実に多い。
いまでこそプロレス好きを周囲に公言しているが、ファン歴は20代からで、子供のころはまったく見たことがなかった。
これは意識的に避けていたわけではなく、見る環境に無かったのだ。
父親は総合格闘技派で2000年代のブーム時はテレビ中継を欠かさず観ていた。しかしプロレスはガチ感が足りないのかまったく興味の無い様子。
その頃すでにプロレス中継は深夜放送。
小学生だった私は深夜番組は見られないし、そもそも見たことのないプロレス中継を録画してまで見ようとも思わなかった。
知っているプロレスラーといえばアントニオ猪木とジャイアント馬場、そして地元でやっていたみちのくプロレス。
その程度のものだった。
テレビ放送の地デジ化に伴い、私は液晶テレビを買った。そのときすでに22歳。
外付けHDDの録画機能を備えた液晶テレビは私の生活を劇的に変えた。番組表から気になった番組を手当たり次第に録画予約し、貪るようにテレビを見る生活に。
深夜ドラマ、深夜バラエティ、NHK高校講座、アイドル番組。
その中のひとつにあったのが「ワールドプロレスリング」だった。
高校時代に夜更かししてテレビをつけたときワープロやノア中継をぼんやり眺めていた事もあったが、それ以上興味を抱くこともなかった。
「数年ぶりに観るプロレスも楽しいな」
そう思った私はワールドプロレスリングの録画を毎週ぼんやり眺める生活が始まる。
初めは選手の名前はおろか「新日本プロレス」という団体名すら知らず。
それでも「髭のバンダナのおじさん昔見たことあるなぁ」とか(外道さん)、「チャラチャラした人もいたな」とか(棚橋)、リングを縦横無尽に動き回るレスラーたちの魅力に徐々にハマっていったのである。
はじめてのプロレス観戦で衝撃を受けたあの頃のノア
そんな生活が1年続いた頃、地元にプロレスリング・ノアがやってくることを知る。
「昔テレビで見たけど今は中継やってないし、生で見てみよう」
数千円するチケットにビビりつつ、初めて生で見るプロレスに期待を抱きながら試合当日を迎える。
「あの選手、見たことあるぞ。あの人も覚えてる!」
秋山準、佐々木健介、KENTA…意外にも知っている選手がいる。
記憶の片隅に残っていた選手を見てはうれしくなり、テレビでは伝わらない迫力の試合が目の前で繰り広げられている。地方興行ながら一試合一試合がどれも新鮮だった。
セミファイナルは小橋建太。
花道には小橋の入場を間近で見ようと人だかり。お客さんのボルテージもMAXでその日はマシンガンチョップも炸裂。
全試合終了し会場を出た私はプロレスを初めて観た小学生の如く大興奮していた。
マットに叩きつけられたときの音、チョップで肉が弾けるあの音、飛び技の数々。
すっかりプロレスの虜になってしまった。
それからはテレビ中継だけでは物足りず会場へ何度も通った。
仙台サンプラザのALL TOGETHER、1.4東京ドーム、G1 CLIMAX決勝戦。
週刊プロレスは毎週購読し、知らない団体があれば興行スケジュールをチェックし会場へ。
メジャーもインディも、都内も田舎の会場も関係なく足を運んだ。
幸い幼少期のプロレス体験が無いので、大日本のデスマッチもDDTのお笑い試合なども「プロレスはこうあるべきだ」という先入観なく受け入れることができた。
24時間、頭にあるのは常にプロレスのことばかり。
「20歳を過ぎてここまで夢中になれるものに出会えるとは」
そのことが本当にうれしかった。
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「受け身だけではなく発信を」ブログを開設する
プロレス中心の生活を始めて数年経ったころ、ふと思った。
「ただ見るだけいいのだろうか。この楽しさを伝えることができないか」
そう思った私はスマホで撮影した試合写真をツイッターに投稿を始める。
リツイート・いいねが付き始めたことに快感を覚えつつ、カメラでバシバシ選手を収めるお客さんを見て憧れが芽生える。
早速一眼レフを購入した私はスマホとは比較にならない高画質に感動。観戦記録とともにツイッターへ投稿、当ブログを立ち上げ今に至る。
私のプロレス遍歴をざっとまとめるとこんな感じ。
ファン歴8年だが技名は全然覚えられないし、コミュ障なので売店行けない・ファン同士の交流も無いが自分なりのペースでプロレスを楽しんでいる。
ブログを開設した理由に「プロレスの楽しさを伝える」があるが、会場紹介の記事を投稿するのも同じ理由である。
初めてプロレス観戦する人、初めて行く会場を知っておきたい人の手助けになればと思い更新を続けている。
いまではその記事の方がアクセス数の大半を締めているので、観戦記録の意義を見失いつつあるが(笑)マイペースに続けていければと思っています。
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